スマホ向けリズムゲームをやりすぎることで起こる弊害を紹介しよう
みなさんどうも、タングステンです。
2019年もすでにひと月とちょっとが過ぎていますが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?
筆者は2月に入ってから就職先の内定者アルバイトに勤しんでおります。新しい環境と慣れない業務で心身の疲労を感じていますが、まあ何とか頑張って生きております。
そんな筆者も2月に入るまで、正確には1月21日から1月28日までは完全に引きこもり音ゲーマーでした(笑)
というのも、上記の期間に「アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ」(以下、デレステ)でこんなイベントが開催されていたんですよ。
イベント「スパイスパラダイス」開始です!
— スターライトステージ (@imascg_stage) 2019年1月21日
「ポジティブパッション」の三人が活躍する限定ストーリーを楽しんでくださいね!
<イベント限定アイドル>
高森藍子(Sレア)
日野茜(Sレア)#デレステ pic.twitter.com/tzYb4CgPLS
筆者、このイベントを死ぬ気で走っていたんです。寝食の時間を削ってプレイしていたので、比喩でもなんでもなく命を削ってイベントを疾走していたと思います。
1日の総ライブプレイ回数が100回を超える日も多くありました。自分のことではありますが、完全に頭がおかしいプレイ回数だと思いますね。どう考えてもやりすぎです(笑)
こうしたプレイをしていると、いろいろと弊害が生じてくるんですよ。
今回はそうした弊害。すなわち、「スマホ向けリズムゲームをやりすぎることで生じる弊害」について紹介してゆこうと思います。
以下に続く内容を読んで、「あー、あるあるやね」と共感するも良し。「えっ...! それってヤバくね」とドン引きするも良し。はたまた「ホンマにそんなこと起こるんか?」と思って試してくれるも良し。
まあ、みなさんの自由に読んでやってください。
音ゲーをやりすぎるってこういうこと
そもそも音ゲーをやりすぎるという状態がどういうものなのか、みなさんは想像できますか?
普段から音ゲーをプレイされる方ならなんとなく想像できるかもしれません。普段音ゲーをプレイされない方はどうでしょう? 見当もつかないのではないでしょうか?
まず、一つ押さえておいてほしいこととして音ゲーというゲームの特性です。
スマホ向けにしろアーケード筐体にしろ、音ゲーって基本的に片手間にプレイすることができないゲームなんですよ。
特にスマホ向けのゲームに焦点をあてると顕著なんです。最近のスマホゲームって結構「スキップ機能」がついているものが多いんですよ。「プリンセスコネクト! Re:Dive」の「スキップチケット」や「少女☆歌劇 レヴュースタァライト -Re LIVE-」のスキップ機能なんかがいい例ですかね。
こうした「スキップ機能」を利用することで、プレイ時間を短縮したり、素材集めを効率的に行なったりすることができるんです。もちろん、イベント開催時にも「スキップ機能」を使えます。
また、上記2つのゲームには「オート戦闘機能」もついています。この機能は特に「プリンセスコネクト! Re:Dive」で猛威を振るっていますね。「プリンセスコネクト! Re:Dive」の「スキップ機能」は「スキップチケット」というアイテムを消費して使用します。ということは当然、「スキップチケット」が不足していると「スキップ機能」が使えませんよね?
そんなときに使うのが「オート戦闘機能」です。ざっくり言うと、放っておいても勝手に戦闘を進めてくれる機能です。これを使うことでゲームを放置したままでゲームをプレイすることができるんです。なんなら、別の作業をしながらでもゲームをプレイすることが可能なんですよね。
でも、音ゲーはそうはいかないんです。一部の音ゲーには「オートプレイモード」がありますが、筆者が主にプレイしているデレステや「バンドリ!ガールズバンドパーティ!」(以下、ガルパ)にはこの機能がありません。もちろん「スキップ機能」もないんですね。
そうするとどうなるでしょう?
イベントを走るなど、かなりの回数・時間のプレイが必要になった場合において、プレイヤーがゲームに拘束されてしまうことになるのです。 長時間にかけて何度も何度もライブをプレイする。ひたすらプレイする。イベントランキングの上位を目指す場合はなかなか休憩もできない...
こんな状況が待っているんですよ。
この間、筆者が走ったデレステのイベント「スパイスパラダイス」は、イベントptランキングのボーダー、特に上位のそれが非常に高かったため、上位入賞を狙うプレイヤーは休息を取らないままにひたすらプレイを続けることになったんですよ。
休まずに活動を続けるとどうなるか?
当然、いろいろな弊害が生じてきますよね。
というわけで、これ以降は音ゲーをプレイしすぎることで起こる弊害について筆者の実体験をもとに紹介していきましょう。
肉体的な弊害
まずは肉体的な弊害からみてゆきましょう。
今回、筆者がイベント「スパイスパラダイス」を走っていたときにも、実にさまざまなことが起こりましたね。疲れるのは当たり前なのですが、身体の至る部分が「もうプレイをやめろ...!」と訴えかけてくるんですよ。
そんな身体の切なる訴えをここでまとめておきます。
①指・腕の酷使からくる震えと痛み
これは音ゲーならではの弊害ですね。
ノーツをタップするときに使う指と腕。最初にここが音を上げるんですよ。
まあ、これは当然っちゃ当然なんです。同じ部位を酷使することによって起こる症状に腱鞘炎というものがありますよね。音ゲーのやりすぎで指と腕が震えたり、痛くなったりするのって、完全に腱鞘炎の兆候なんですよね。
要するに酷使した指と腕が「すいません! これ以上はちょっとキツイっす!」と悲鳴を上げている状態。それが震えと痛みなんです。
指と腕が悲鳴を上げはじめると、音ゲーのプレイが困難になってきます。いつもなら古コンボできる楽曲でコンボがつながらなくなったり、自分の思うがままに指が動かなくなったりするんです。
②肩こりと眼の疲労
肩こりと眼の疲労も①と似ていますね。
同じ姿勢で画面を凝視し続けるとどうなるか。まあ、身体が固まってきますよね。デスクワークが多い人やパソコンに向かう機会が多い人なら同様の疲れを経験したことがあるはずです。
筆者は机の上にスマホを置いて、若干前傾姿勢で音ゲーをプレイしています。だから、肩がこるんです。そして、スマホの小さな画面を凝視するために、眼に疲れがたまってくるんですよ。
これが1週間続いたら結構つらいんですよね。
プレイ中もずっと肩がいたいですし、眼も固まったままです。ものすごくプレイに支障がでますよ。
③心身の疲労が招く口内炎
これは個人差があると思うのですが、筆者は寝不足が続いたり、ちょっと無理をしたりするとすぐに口内炎ができてしまうんです。
これは後述する精神的な弊害とも関連していると思うのですが、筆者は肉体的な疲労とストレスによって口内炎ができるみたいです。みなさんのなかにも同じような方がいるかもしれませんがどうですか?
この口内炎のつらいところが、食事や歯磨きといった日常生活に支障をきたすところです。何かを食べるたびに激痛が走り、歯磨きやうがいにはいつも以上に時間がかかる。
もう最悪ですよ。
そして、ストレスによってできた口内炎が原因で余計にストレスがたまるという地獄の悪循環に陥るんです。ゲームプレイ中も口内炎が気になって仕方がありません。
④睡眠不足による眠気と脳の処理能力低下
とどめはこちらです。
眠気との闘いですよ。
音ゲー最大の敵と言っても過言ではないもの。それが眠気です。
ウトウトしてしまうとまともにプレイできなくなります。コンボがつながらないのは当たり前。最悪の場合、ゲームオーバーになってしまいますからね。
眠いため頭も回りません。いつもならできることが上手くできなくなり、思わぬミスを連発します。選ぶ曲や難易度を間違えるなんてことが普通に起こります。
そして、限界を超えると知らぬ間に眠ってしまうんです。もうこれは気絶ですよ。
精神的な弊害
さて、お次は精神的な弊害についてみてゆきましょう。
イベント「スパイスパラダイス」を走っていた期間、筆者の精神状況は少しだけ不安定だったと思います。奇声を発するところまではいきませんでしたが、謎の行動をとったり、妙に笑えてきたりはしましたね。
かなりアレな内容かもしれませんが、精神的な弊害に関してここにまとめておきましょう。
①理想と現実の乖離によるストレス
まずはこれですね。
「自分はこうありたい」「いつまでにこのくらいのポイントを稼いでおきたい」という理想と、それを達成できない自分という現実の乖離にイライラしてしまうんです。
目標としている順位に入賞するためには、その目標を達成するための行動が必要になります。今回のイベント「スパイスパラダイス」では、2000位以内に入ることを目標としていた筆者ですが、結果的にその目標は達成できませんでした。
イベント前半は2000位のボーダーになんとか食らいついていたのですが、イベント後半は肉体的な疲労の影響でプレイに支障がでてしまい、2000位のボーダーに追いつくことができなくなってしまったのです。
目標としていた順位からどんどん遠ざかってゆく自分の順位。理想と現実の差を突きつけられることで、ストレスが増幅していきます。
ゲームを楽しんでいたはずが、ゲームによってストレスをためるというなんとも本末転倒な状況になってしまうんですよねー。
②落ち着きがなくなってくる
これは特に眠気がピークに達してきたときに発生するのですが、妙に落ち着かなくなってくるんですよね。
じっとしていると眠ってしまうから動くというのももちろんあるのですが、何故かじっとしていられなくなってくるんです。どうしてと言われても自分でもわかりません。貧乏ゆすりにはじまり、最終的には部屋のなかで飛び跳ねていましたね(笑)
今振り返ってみると、なかなかヤバい行動をしていたと思います。確実に正常な判断ができなくなっていたでしょうね。急に笑えてくることもありましたね。
どう考えても精神衛生的に悪い状態だったと思います。
③常に焦燥感がつきまとう
①と②の末に、どんどん心が追い込まれていきます。
それに加えて、イベントの残り日数もじわじわと減ってゆきます。
疲れを感じながらも頑張ってプレイしますが、自分の順位はなかなか上がりません。
ここで生じるのが焦りです。
目標順位に達していないにもかかわらず、順位が上がらない。それなのに、自分より上位のプレイヤーとの差は離れる一方。イベントの終了がどんどん近づいてくる。
こうなってしまうと、ただただ焦燥感だけが強くなっていくんです。この焦りはものすごいストレスになります。自己嫌悪の感がでてきたり、周囲にあたってしまったりすることもあるかもしれません。
余裕がなくなってしまうため、精神的な均衡を保つこともできなくなってきてしまいます。
みんな! 音ゲーはほどほどにね☆
...とまあ、こんな風に音ゲーをやりすぎると大変なことになります。
筆者はかねてから言っているのですが、リズムゲームはスポーツです。高難度の楽曲をクリア・フルコンボするためには練習が必要ですし、長時間プレイするためには体力が必要です。
また、精神的な弊害がでてしまうことからも明らかですが、ある程度の精神的強度も必要になります。
もちろん、楽しくプレイをするだけならこれらのものが無くても大丈夫です。
ですが、音ゲーガチ勢を目指すのであれば、これらがあるに越したことはないでしょう。
なにはともあれ、確実に言えることは...
「リズムゲームのプレイはほどほどに!」
...ということですね。
まあ、人のことを言える立場じゃないですけどね(笑)